
そんな悩みを持っていませんか?
実は2026年、ChatGPT Agent(旧:Operator)を使えば、AIがあなたの代わりにWebサイトを見て回り、必要な情報だけをスマホに届けてくれる時代になりました。
この記事では、プログラミング経験ゼロでも今日から始められる「自動リサーチボット」の作り方を、一つひとつ丁寧に解説します。
“この記事でわかること”
- ChatGPT Agentの「CUA」という仕組みの正体
- DiscordやLINEに自動通知する設定方法
- 毎朝8時に自動で動く「定期実行」の使い方
- 2026年の法的ルールとやってはいけないこと
そもそもChatGPT Agent(旧Operator)とは何か
ChatGPT Agentとは、AIがあなたの代わりにブラウザを操作してくれる機能です。
2025年初頭に「OpenAI Operator」として登場しましたが、2025年8月以降はChatGPT本体に統合されました。
現在はChatGPT ProまたはPlusプランに加入していれば、誰でも使えます。
“解説:CUA(シーユーエー)とは”
CUAとは「Computer-Using Agent」の略です。
簡単に言えば「AIが持つ、魔法の透明な手」のようなもの。
普通のプログラムは、Webサイトの「裏側のコード」を読んで動きます。
でもCUAは違います。画面を「見て」、人間と同じように「クリック」や「入力」をするのです。
だから、複雑なサイトでも、ボタンが画像でも、人間が操作できるものならCUAも操作できます。
CUAの動き方を4ステップで理解する
CUAは、次の4つのステップを高速で繰り返しています。
| ステップ | 何をしているか |
|---|---|
| ① 見る | 画面のスクリーンショットを撮って、何が映っているか認識する |
| ② 考える | 「この情報を取るには、どのボタンを押せばいいか」を判断する |
| ③ 動く | 実際にクリックしたり、文字を入力したりする |
| ④ 修正する | 広告が出たら閉じる、エラーが出たらやり直すなど、自分で判断して軌道修正する |
この仕組みのおかげで、「人間がやっていた面倒なWeb巡回」をAIに丸投げできるようになりました。
手作業リサーチとAgent自動化の違い
「本当にそんなに楽になるの?」と思う方のために、具体的な比較をお見せします。
| 比較項目 | 手作業リサーチ | Agent自動化 |
|---|---|---|
| 毎朝の作業時間 | 30分〜1時間 | 0分(自動実行) |
| 見落としリスク | 疲れや忙しさで発生 | AIが毎回同じ精度で実行 |
| 複数サイトの比較 | タブを何個も開いて大変 | 1回の指示で横断チェック |
| 通知のタイミング | 自分で見に行く必要あり | スマホにプッシュ通知 |
| プログラミング知識 | 不要 | 不要(日本語で指示) |
一番大きな違いは、「自分が動かなくても情報が届く」という点です。
朝起きたらスマホに通知が届いている。
その通知を見るだけで、今日チェックすべき情報がわかる。
これが2026年の情報収集スタイルです。
自動リサーチボットの作り方【完全ガイド】
ここからは、実際に「毎朝Webサイトを巡回して、結果をDiscord/LINEに通知するボット」を作る手順を解説します。
全体の流れは次の通りです。
【システム構成の全体像】
① 起動:ChatGPTの「定期実行」機能が毎朝8時に動く
② 巡回:Agentが指定サイトにアクセスし、情報を抽出
③ 送信:抽出データをWebhook経由で送信
④ 通知:DiscordやLINEにメッセージが届く
“解説:Webhookとは”
Webhookとは、「AIとスマホをつなぐ専用のトンネル」のようなものです。
普通、アプリ同士は直接会話できません。
でも「Webhook URL」という特別なアドレスを使うと、AIが「ここに送って」と指定するだけで、別のアプリにデータを届けられるようになります。
難しいプログラムは一切不要。URLをコピペするだけで使えます。
【ステップ1】通知先を準備する
まず、Agentが収集した情報を「どこに届けるか」を決めます。
step
“1”Discordで通知を受け取る場合(最も簡単)
Discordには「Webhook」機能が最初から入っています。
無料で、3分で設定できます。
- Discordで通知を受け取りたいサーバーを開く
- 「設定(歯車マーク)」→「連携サービス」→「ウェブフック」を選択
- 「新しいウェブフック」をクリック
- 表示された「ウェブフックURL」をコピーして保存
このURLが、後で使う「トンネルの入り口」になります。
step
“2”LINEで通知を受け取る場合(Makeを経由)
LINEには直接Webhookを受け取る機能がありません。
そのため、「Make」という無料ツールを中継地点として使います。
- Make公式サイトで無料アカウントを作成
- 「新しいシナリオを作成」をクリック
- 最初のモジュールで「Webhooks」→「Custom Webhook」を選択
- 表示されたWebhook URLをコピーして保存
- 次のモジュールで「LINE」を選択し、通知設定を行う
Makeの基本機能は無料枠で十分使えます。
【ステップ2】Custom GPTを作成する
次に、「特定のサイトを巡回して通知する」という動きをする専用のGPTを作ります。
step
“3”ChatGPTでCustom GPTを新規作成
- ChatGPTにログイン
- 左メニューの「GPTを探す」→「GPTを作成」をクリック
- 「Configure(設定)」タブを開く
step
“4”基本情報を入力
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| Name | Daily Patrol Agent(好きな名前でOK) |
| Description | 指定サイトを巡回し、最新情報を通知するエージェント |
step
“5”Instructions(指示書)を設定
「Instructions」欄に、以下のテンプレートをコピー&ペーストしてください。
“プロンプトテンプレート(そのままコピーOK)”
【役割】
あなたは、私の代わりにウェブサイトを巡回し、重要な情報を収集する優秀なリサーチアシスタントです。
【タスクの定義】
毎日、以下の手順を実行してください。
* アクセス: [ここに巡回したいURLを入れる] にアクセスし、ページが完全に読み込まれるまで待機してください。
* 抽出: ページ内の「ニュース一覧」または「新着情報」を視覚的に特定し、上位3件の「タイトル」と「URL」を抽出してください。
※広告やポップアップがある場合は、内容を無視して閉じてください。
* 整形: 抽出した情報を以下のJSON形式に整形してください。
{
"content": "【日次レポート】\n1. タイトルA (URL)\n2. タイトルB (URL)\n3. タイトルC (URL)"
}
* 通知: 整形したデータを、Actionsに設定された send_notification 機能を使って送信してください。
【エラーハンドリング】
もしサイトの構造が変わって情報が見つからない場合、またはアクセスがブロックされた場合は、「エラーが発生しました」というメッセージと共に、その時点のスクリーンショットを撮影してチャットに残してください。
※「ここに巡回したいURLを入れる」の部分は、実際のURLに書き換えてください。
step
“6”Actionsを設定(通知機能の追加)
GPT設定画面の「Actions」セクションで、以下のコードをコピー&ペーストします。
“Action
{
"openapi": "3.1.0",
"info": {
"title": "Notification Webhook",
"description": "Sends extracted data to the external notification service.",
"version": "1.0.0"
},
"servers": [
{
"url": "【ここにステップ1で取得したWebhook URLを貼る】"
}
],
"paths": {
"/": {
"post": {
"operationId": "send_notification",
"summary": "Send summary text",
"requestBody": {
"required": true,
"content": {
"application/json": {
"schema": {
"type": "object",
"properties": {
"content": {
"type": "string",
"description": "The message content to be sent."
}
}
}
}
}
},
"responses": {
"204": {
"description": "Sent successfully"
}
}
}
}
}
}
「servers」の「url」部分を、ステップ1で取得したWebhook URLに書き換えてください。
【ステップ3】定期実行を設定する
いよいよ最後のステップです。
作成したGPTに「毎朝8時に自動で動く」よう指示します。
step
“7”Scheduled Tasks(定期実行)を有効にする
- 作成した「Daily Patrol Agent」とのチャット画面を開く
- チャット欄に次のように入力:
「このタスクを毎朝8:00に実行するようにスケジュールしてください」 - ChatGPTがスケジュール設定の確認画面を表示
- 「確認」をクリックして完了
“ポイント”
この設定が完了すると、あなたのパソコンやスマホが閉じていても、クラウド上のAgentが自動で起動します。
毎朝8時になると、AIがサイトを巡回し、結果をDiscord/LINEに送ってくれます。
ChatGPT Agentで「できること」と「できないこと」
便利なAgentですが、万能ではありません。
2026年時点での限界を正しく理解しておきましょう。
できること(得意な作業)
| タスク | 具体例 |
|---|---|
| 複数サイトの横断チェック | 3つの旅行サイトで航空券価格を比較 |
| 動的サイトの操作 | クリックしないと表示されないデータの取得 |
| フォーム入力 | 検索フィルタの設定、問い合わせフォームへの入力 |
| ファイル生成 | 収集データをCSVやExcelで書き出し |
できないこと(苦手な作業)
| タスク | 理由 |
|---|---|
| CAPTCHAの突破 | 「私はロボットではありません」認証で止まる |
| 銀行サイトへのログイン | データセンターIPからのアクセスは自動ブロックされる |
| 決済の最終確定 | 安全規定により「購入確定」は人間の承認が必須 |
| 数千ページの高速巡回 | 「人間のように」操作するため、大量処理には時間がかかりすぎる |
ポイントは「情報収集」に使い、「お金が動く操作」には使わないことです。
2026年に知っておくべき法的ルールとリスク
自動操作エージェントを使う上で、必ず知っておくべきルールがあります。
AI表示義務(EU AI法の影響)
2026年は、EU AI法が完全施行された年です。
日本国内のサービスにも影響が及んでいます。
“重要ルール”
- AIが人間と対話する場合、「AIであること」を明示する義務がある
- Agentがチャットボットに問い合わせる際、自動で「AIアシスタントです」と名乗る設計になっている
- 「人間のように振る舞え」という指示は規約違反でアカウント停止の対象
ログイン操作のリスク
「銀行やSNSに自動ログインできたら便利なのに」と思うかもしれません。
しかし、これは最もリスクが高い使い方です。
| リスク | 詳細 |
|---|---|
| アカウントロック | データセンターIPからのログインは「不審なアクセス」と判定される |
| 口座凍結 | 多くの銀行がAPI以外の自動アクセスを規約で明確に禁止 |
| 情報漏洩 | 悪意あるサイトに隠し命令があると、ログイン情報が盗まれる可能性 |
結論:ログインが必要なサイトの自動操作は避けてください。
MakeやZapierとの使い分け
「自動化ならMakeやZapierでもできるのでは?」という疑問があるかもしれません。
結論から言うと、両方を組み合わせるのが2026年の正解です。
| 比較項目 | ChatGPT Agent | Make / Zapier |
|---|---|---|
| 動作原理 | 画面を見てクリック(人間と同じ) | APIで直接データをやり取り |
| 安定性 | 中〜低(サイト変更で失敗することも) | 高(100回中100回同じ結果) |
| 設定の難しさ | 簡単(日本語で指示するだけ) | やや難しい(設定画面の操作が必要) |
| 向いている用途 | APIがないサイトの情報収集 | 確実に動かしたい業務フロー |
“2026年のベストプラクティス”
ハイブリッド運用がおすすめ
- 情報収集(入力)→ ChatGPT Agent(柔軟にWeb巡回)
- データ保存・通知(出力)→ Make(確実に動作)
「不安定なWeb」との接点にはAIを、「確実性が必要な処理」にはAPIを使う。
これが最も賢い設計です。
まとめ:もう自分でニュースを見に行かなくていい
この記事では、ChatGPT Agentを使った自動リサーチボットの作り方を解説しました。
“今日のまとめ”
- CUAは「AIが画面を見て操作する」新しい仕組み
- Webhookを使えば、Discord/LINEに自動通知できる
- Scheduled Tasksで毎朝自動実行が可能
- ログインが必要なサイトの操作はリスクが高いので避ける
- Make/Zapierとのハイブリッド運用が最も効果的
起きたらスマホに通知が届いている。
それを見るだけで、今日チェックすべき情報がわかる。
2026年の情報収集は、「自分で取りに行く」から「届けてもらう」へ変わりました。
ぜひ今日から、あなただけの「自動リサーチボット」を作ってみてください!
Would you like me to create a specific prompt for a particular website you'd like to automate?