
「名前が似ていて違いが分かりにくいし、どれが安全でどれが違法なのかも気になる…」
そんな疑問を持つ人は多いと思います。
カンナビノイドは大麻植物に含まれる成分の総称ですが、その数は100種類以上とも言われています。
中には日本で合法的に使えるものもあれば、規制されているものもあります。
この記事では、初心者でもわかりやすく「カンナビノイドの基本」を解説します。
カンナビノイドとは?

カンナビノイドとは、大麻植物にふくまれる成分の総称です。
現在までに100種類以上が発見されていて、それぞれ体や心にちがった作用を持っています。
「大麻」と聞くと違法なイメージを持つ人も多いですが、すべてのカンナビノイドが禁止されているわけではありません。
一方で、CBD(カンナビジオール)やCBN(カンナビノール)などは、THCが含まれていなければ合法的に販売・利用できます。
この二つの成分は「リラックス」「睡眠サポート」などの目的で注目されています。
カンナビノイドとは?
大麻植物にふくまれる成分のグループ。
100種類以上あり、代表的なのがCBD・CBN・THC・CBGなど。
カンナビノイドという言葉は「CBDやCBNをふくむ、総称」だと考えるとわかりやすいです。
代表的なカンナビノイドの種類と特徴
カンナビノイドには100種類以上があると言われています。
特に研究が進んでいる有名な4つの成分と違いを紹介します。
CBD(カンナビジオール)
- 最も有名で、安心して利用できるカンナビノイド
- リラックス・ストレスケア・集中力のサポートに注目
- 日中の気分を整えたい人に人気
CBDは、気分を落ち着けてストレスを和らげたり、緊張による不安をサポートする点で注目されています。
鎮痛や抗炎症の研究も進められており、体をケアしながら健やかな毎日をサポートする可能性が期待されていますね。
CBN(カンナビノール)
- 眠りのサポートに特化したカンナビノイド
- THCが酸化してできる成分
- 夜のリラックスや休息を目的に利用される
CBNは、リラックスを深めて自然な眠りをサポートする点で注目されているカンナビノイドです。
鎮静的な作用が中心で、日中よりも夜のリラックスしたい時間に適した成分ですね。
CBG(カンナビゲロール)
- 「すべてのカンナビノイドの母」と呼ばれる
- 抗菌作用や集中力サポートに関する研究が進んでいる
- まだ製品数は少ないが注目されている成分
CBGは、「カンナビノイドの母」と呼ばれる成分で、CBDやCBNの元になる貴重なカンナビノイドです。
集中力やモチベーションをサポートする作用が期待され、クリアな思考や日中の活動に向いています。
抗炎症・抗菌作用の研究も進められており、心身のコンディションを整える成分として注目されています。
THC(テトラヒドロカンナビノール)
- 強い精神作用(ハイになる作用)がある
- 日本をふくむ多くの国で規制されている
- 医療用途では一部で研究が進んでいる
※THCはもっとも有名な成分ですが、日本では違法です。
ただし医療分野では痛みや吐き気をやわらげる研究が行われており、今後も議論が続いていく成分です。
それぞれの効果の違いをまとめます。
- CBD → リラックスやストレスケア
- CBN → 睡眠サポート
- CBG → カンナビノイドの母、研究が進行中
- THC → 強い精神作用、日本では違法
それぞれの効果を理解して自分の目的に合った成分を選んでくださいね。
カンナビノイドとアントラージュ効果の関係
カンナビノイドの特徴を理解したら、次に知っておきたいのがアントラージュ効果です。
CBDやCBNといったカンナビノイド、テルペン(植物の香り成分)を組み合わせることで、単体で摂取するよりもリラックス効果や睡眠サポートが高まると考えられている現象です。
こうした相乗作用の仕組みをアントラージュ効果と呼びます。
「CBNとCBDを併用するとどうなる?安全性とアントラージュ効果を解説」
こちらの記事で解説しています。
日本におけるカンナビノイドの合法性
「カンナビノイドって聞くと、やっぱり“大麻”を連想してしまって…日本では違法なんじゃないの?」「もし使ったら捕まったりしないの?」
そう不安に思う人も多いですよね。
でも実際には成分ごとに合法か違法かが分かれています。
日本の法律で禁止されているのはTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分です。
THCには強い精神作用があり、いわゆる「ハイになる」感覚を引き起こすため、麻薬として規制されています。
CBD・CBN・CBGなどは、THCが含まれていなければ合法です。
実際にグミやオイル、カプセルなどの形で日本国内でも販売されています。
さらに、2024年の法改正によって「どの部位から抽出したか」ではなく、最終製品にTHCが残っていないかどうかで判断されるようになりました。
信頼できるメーカーや販売店では、公式サイトにCOAが必ず掲載されています。
購入前に必ずチェックして、安全に利用するようにしましょう。
まとめ|カンナビノイドを正しく理解して活用しよう
カンナビノイドとは、大麻植物にふくまれる成分の総称であり、100種類以上が確認されている。
その中でもCBD・CBN・CBG・THCが代表的で、それぞれ作用や特徴に違いがあります。
- CBD・CBN・CBGはTHCフリーなら日本でも合法
- アントラージュ効果=成分を組み合わせることで相乗作用が期待できる
- 購入時はCOA確認と少量からの利用が基本
カンナビノイドは「大麻=危ない」というイメージとは違い、正しく選べば私生活に役立つ可能性があると思います。
リラックスや睡眠サポートなど、自分の目的に合わせて取り入れていくことが大切ですね。
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